【新唐人2014年11月14日】12日、四川省南充市李渡鎮では、地元のゴミ焼却発電所による汚染に反対し、住民およそ1000人が大規模抗議を展開しました。警察との間で一時衝突が発生し、住民複数が負傷し、拘束されました。
李渡鎮のゴミ焼却発電所が今年4月に稼働してから、周辺住民は異臭に悩まされています。今年6月からはさらに大量に排出され、発電所から3キロ離れた場所でも悪臭が漂い、住民の生活に影響を及ぼしています。
李渡鎮の住民 林さん
「ゴミ焼却発電所による汚染がひどいので、約1000人が抗議しました。警察は妊婦に怪我を負わせ、他にも3人が病院に送られました。何人捕まったかはわかりません」
情報によると、ゴミ焼却発電所から排出される汚水はそのまま川に流れ込み、川の魚が全滅したそうです。汚水が流れ込むと、川水は乳白色または濃い褐色に変色し、鶏やアヒルも大量に死亡しています。
李渡鎮の住民 林さん
「夜8時になると半径数キロに異臭が漂い始めます。空気汚染がひどく、生活できません。植えた野菜や家畜なども全部死にました」
地元住民によると、李渡鎮ゴミ焼却発電所には毎日1000トン以上のゴミが搬送されます。これらのゴミの焼却によって毒性の強いダイオキシンが発生します。
李渡鎮の住民 林さん
「この匂いには耐えられません。毎日ゴミを処理するので、南充市のゴミが全部こちらに運ばれるので、排煙がすごいのです」
10月30日にも、李渡鎮では住民200人あまりがデモ抗議を行い、道路を塞ぎ、ゴミ運搬車の進入を止めました。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/11/14/a1154064.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/李)